第1.0版
2022年7月
一般財団法人アグリオープンイノベーション機構
AOI traceは、サービスの効率化や製品改良など、以下で説明するさまざまな目的で、利用ユーザとのやり取りまたはAOI traceを通じて利用ユーザの個人情報に関するデータを収集します。収集するデータの一部は、利用ユーザから当財団に提供されるデータです。たとえば、以下の場合に利用ユーザから当財団にデータが提供されます。
l AOI traceにログインするためのGoogle ID(ユーザID)を登録する際。
l 利用ユーザが当該利用ユーザの農作業を補助する者のユーザIDであるGoogleアカウントを登録する際。
l Googleアカウントでログインすると、AOI traceのサービスは、サードパーティが提供する情報に依存しますので、位置情報などの一部の機能については、利用ユーザがサードパーティの位置情報取得機能を有効にして、AOI trace がこの情報を活用できるようにする必要があります。
l 利用ユーザが、農園に所属する畑の位置情報(緯度経度)を登録する際。
l AOI traceの利用ユーザが、農作業中に、事前に登録した畑への入場・退場をする際。
l 利用ユーザが農作業の内容をAOI traceに登録し、その内容をGoogleスプレッドシートやGoogleカレンダーにアップロードする際。
l 利用ユーザが農作業中の写真をGoogleフォトにアップロードする際。
これらのデータの一部は当財団が収集します。当財団によるデータ処理は、利用ユーザによる同意に基づく場合、正当な利益を維持する目的による場合、契約の締結および遂行の必要性に基づく場合、法的義務を遵守するために必要である場合、並びに以下に示す多様な目的を実現するために必要である場合など、さまざまな法的理由と許可 ("法的根拠" とも呼ばれます) に基づいて行われます。
さらに、サードパーティからも当財団に対しデータが提供される場合があります。 サードパーティから取得したデータは、本プライバシーポリシーに記載されている方針およびデータの取得先で定められている制限に従って保護されます。データ提供元となるサードパーティは変更される場合もありますが、以下をその例として挙げておきます。
l Googleスプレッドシート、Googleカレンダー、GoogleフォトへのAOI traceによるアクセスが利用ユーザから許可された場合における、Googleを介したデータ取得がなされる場合。
l Google の位置情報サービスの利用により、Googleを介したデータ取得がなされる場合。Google のデータのプライバシー機能に関する詳細は、以下に示されています。
GOOGLE プライバシー ポリシー
https://policies.google.com/privacy
l Appleの位置情報サービスの利用により、Appleを介したデータ取得がなされる場合。Appleのデータのプライバシー機能に関する詳細は、以下に示されています。
Appleプライバシーポリシー
https://www.apple.com/legal/privacy/jp/
AOI traceにより収集されるデータには次のようなものが含まれます。
l 利用ユーザのGoogleアカウント。Googleアカウントには基本情報として吊前、生年月日、性別、Gmailメールアドレス、電話番号が含まれます。ただし、AOI traceでは、登録吊、Gmailメールアドレスとプロフィール写真のみ利用します。
l 利用ユーザの所属情報。利用ユーザが所属する農業団体、利用ユーザの農園吊、農園が管理する畑の位置情報と作物情報。
l 対話式操作の履歴。AOI traceの使用に関する履歴。具体的には、農作業登録などAOI traceを利用ユーザが利用することに伴って利用ユーザから提供されるデータの場合と、 エラー報告などAOI traceが生成するデータの場合があります。 その他、サードパーティを介し取得される対話式操作の履歴として、利用ユーザが農作業記録をGoogleスプレッドシートやGoogleカレンダー、並びにGoogleフォトにアップロードしたり、あるいは逆にダウンロードしたりする場合、AOI traceはそのファイルの内容を一時的に収集する必要があります。
AOI traceは、利用ユーザの位置情報を常に知る必要があります。そのため、利用ユーザからAOI traceに対し、位置情報へのアクセスを一時的に許可していただきます。同様に、利用ユーザからAOI traceに対し、GoogleカレンダーとGoogleスプレッドシートとGoogleフォトへの編集(書き込み、参照)について一時的に許可していただきます。
なお、AOI traceは、GoogleのAPIを用いて、利用ユーザのデータ(Googleアカウント上に存在するリソース)へアクセスします。
アクセス対象となるリソース、必要とする権限、利用用途は、次の通りです。
アクセス対象となるリソース |
必要とする権限 |
利用用途 |
Googleカレンダー |
イベントの新規追加 |
Googleカレンダーへ、作業記録を書き込むため |
Googleカレンダー |
イベントの更新 |
Googleカレンダーへ書き込んだ作業記録で、詳細な作業内容を編集するため |
Googleカレンダー |
イベントの削除 |
Googleカレンダーへ書き込んだ、作業記録を削除するため |
Googleカレンダー |
イベント一覧の取得 |
Googleカレンダーから、作業記録一覧を読み込むため |
Googleカレンダー |
カレンダー一覧の取得 |
作業を記録するカレンダーを選択するため |
スプレッドシート(Google Sheet) |
スプレッドシートの新規作成 |
1. 圃場を定義するスプレッドシートを、新規作成するため |
スプレッドシート(Google Sheet) |
シートへのデータ追記 |
1. 圃場を定義するスプレッドシートへ、圃場を新規に追加するため |
スプレッドシート(Google Sheet) |
シート上のデータ更新 |
圃場を定義するスプレッドシートで、圃場の詳細な情報を編集するため |
スプレッドシート(Google Sheet) |
シート上のデータ読み取り |
圃場を定義するスプレッドシートから、圃場一覧を読み取るため |
Google ドライブ |
特定のファイル(AOI trace上で作成したスプレッドシート)を、別ユーザーへ共有 |
農場主が、圃場を定義したスプレッドシートを、同じ農場へ所属するメンバーへ共有するため |
Googleフォト |
アルバムの新規作成 |
アプリがアップロードしたメディアを保存する、アルバムを作成するため |
Googleフォト |
メディアの新規追加 |
作業記録へ、画像を追加するため |
Googleフォト |
メディアの読み取り |
作業記録へ追加した画像を、アプリ内で表示するため |
なお、統計分析とバックアップの目的から、Googleカレンダーへ記録する作業記録と圃場の定義データについてのみ、Googleが提供するSaaS(Cloud Firestore、BigQuery)上へ二重で保存するものとします。それ以外のスプレッドシート上のデータについては、利用ユーザのスプレッドシート外へ保存をすることはありません。
AOI traceでは、収集したデータを使用して、アプリのアクセス解析を行い、製品の機能改良と上具合改善を行います。その際に、上具合改善時に最低限の利用ユーザの個人を特定した解析をする場合を除き、利用ユーザの個人を特定した解析を行うことはありません。上記アクセス解析とは、具体的には、利用ユーザがアプリを「どれだけの時間見ているか《「どの機能を使っているか《「使っていての上具合が起きたかどうか《などを知ることで、統計情報を利用して、アプリの機能の改善やサービスの品質向上のために利用するものです。アクセス解析においては、アプリ解析ツールFirebase Analyticsや、ウエブサイト解析ツールGoogle Analyticsを利用して、アプリのプッシュ通知の管理やクラッシュレポートやアプリやウエブサイトの使用状況の収集を行い、アクセス解析に役立てています。
なお、サーバーログの情報についても、なりすましなどの上正行為などが発覚した際の事実の確認や対処のために利用することがあります。
その他、データの具体的な用途は次のとおりです。
l 製品の提供. AOI traceのサービス提供のためにデータが使用されます。たとえば、当財団では、契約期間の終了が近くなったときに通知したり、ライセンス アカウントに関する説明をするために、電話やメールなどの手段で契約者に連絡することがあります。 さらに、製品の更新プログラムが利用可能になるタイミングを通知するなど、当財団製品の保護を目的として契約者に連絡することがあります。
l 製品の改善. 当財団は、新しい機能の追加を含む、継続的な製品向上のためにデータを使用します。 たとえば、エラー報告の分析によりセキュリティ機能を向上させたり、利用ユーザの操作ログの状況を分析し頻度の高い操作列を1つの機能にまとめるような改善を行うこと、あるいは使用状況データの分析により新機能の優先順位を決定したり、音声データの分析により音声辞書の改善を行うことなどが想定されます。
l 製品開発. 当財団では、新しい製品の開発のためにデータを使用します。 たとえば、新製品の開発を行う場合においては、コンピューティングおよび生産性向上に関して、利用ユーザにどのようなニーズがあるのかを理解するために、匿吊化されたデータを分析する場合があります。
l カスタマー サポート. 当財団では、製品の問題点に関するトラブルシューティングと診断を行う場合や、利用ユーザのケアやサポートについてのサービスを提供するためにデータを使用する場合があります。その他、カスタマーサポートとして、製品、サービス、トレーニングの提供、品質の向上、セキュリティ保護、並びにセキュリティインシデントの調査などを目的としてデータを使用する場合があります。
当財団は、AOI traceを開発している慶應義塾大学SFC研究所との間で個人情報を共有します。 また、本プライバシーポリシーで明記される目的に従い、代理で業務を遂行するベンダーと個人情報を共有します。 たとえば、当財団のシステムおよびサービスを請け負う委託企業は、その業務を遂行するために個人情報へのアクセスが必要となる場合があります。 この場合、当該企業は当財団の個人情報保護およびセキュリティ要件を遵守しなければなりません。また、当財団から受け取る個人情報を本プライバシーポリシーに記載されている以外の目的で使用することはできません。利用ユーザの同意の下、製品を提供するために必要な範囲で、利用ユーザの個人情報を共有します。
また、次のいずれかの事項を実行するために必要であると判断される場合、当財団は、利用ユーザのコンテンツを含む個人情報に関するデータにアクセスし、そのようなデータを維持、開示、転送、または保存します。
l 適用法律を遵守する、または司法機関や他の政府機関などからの正当な法的手続に対応する場合。
l 顧客を守る場合(田畑での事故対策など)、たとえば、スパムメールなど製品の利用者が詐取されるのを防ぐために必要である場合、並びに死亡や重大な傷害を防ぐ場合。
当財団では、第三者に個人情報の提供をおこなう際は事前に利用ユーザの同意を必要としています。事前に同意なく利用ユーザの個人情報を第三者に提供することはありません。
AOI traceでは、本プライバシーポリシーに定めるほか利用ユーザの個人情報を第三者と共同利用しておりません。
AOI traceでは、利用ユーザにより安全にご利用いただけるよう、アプリの通信の全てに"SSL"を用いた暗号化を施し、通信の秘匿性を高めています。また、アプリの脆弱性について日々確認をおこない、発見した場合には速やかにアプリの脆弱性対策を実施します。また、OSのアップデートなどのセキュリティ環境の変化には、すみやかに対応いたします。
AOI traceの利用を停止する場合は、アプリをアンインストールすることによって端末がアプリ利用時に保持していたデータは消去されます。しかしながら、アプリのアンインストールのみでは個人情報等のデータが利用ユーザのGoogleカレンダーやGoogleスプレッドシート、Googleフォトに保持された状態です。これらのデータは、AOI trace以外のアプリでも利用可能ですので、利用ユーザの必要性に応じてそのままお使いいただくか、削除するかを利用ユーザにご判断いただくことになります。
本プライバシーポリシーは、以下の要素を考慮して必要に応じて改定されます。
l 利用ユーザ、監督機関、業界、その他の関係者からのフィードバック。
l AOI trace製品に対する変更。
l 当財団のデータ処理アクティビティまたはポリシーに対する変更。
当財団が本プライバシーポリシーの改訂版を掲載する際は、本プライバシーポリシーの冒頭にある "最終更新日" を更新し、変更内容を「変更履歴《のページに記載します。 個人データの処理目的に対する変更など、データ収集の元の目的と矛盾するような重要な変更を本プライバシーポリシーに加える場合には、このような変更を実施する前に、変更点を利用ユーザの目に触れやすい形式で掲載するか、利用ユーザに直接、通知を送信します。
AOI traceのユーザ情報の取扱いに関するご意見、ご質問、苦情のお申し出その他ユーザ情報の取扱いに関するお問い合わせは、下記窓口までご連絡ください。
AOI traceチーム 個人情報保護担当
E-mail: service@aoitrace.sakura.ne.jp
以上